24R2200到達(46銀37桂急戦VSノーマル三間飛車)

お久しぶりです,
可能な限り早く国際学会で発表したい三十三間党です.
オカムラの椅子買いたいです.

酒を飲んでから書いてるので変なこと書いているかもしれません.
ご容赦ください.
頭が回っていないので基本的に長いです.

24のレートが2200に到達しました.
今までは24のR2300目指しているものの,
最高レートを更新する度に
「今が将棋のピークかな.もう強くならんかも」
と思ってしまっていました.

しかし今回は,
「普通にまだまだ勉強不足やし強くなる箇所しかないが?」
という感じで結構強気(弱気?)です.
具体的には
・知識が薄い戦法の序盤勉強
居飛車の中盤の経験
・終盤
です.つまり全部なんですが,特に終盤ですね.
昔の記事を読み直すと
「将棋部に入ったのが大学からなので詰将棋を解く習慣がない?」
みたいなこと書いてたんですが
自身の努力不足を環境のせいにするの良くないですね.
単に面倒くさがりなんです.

今考えてみますと
囲い崩し,必至,詰将棋すべての勉強量が足りないので
頑張っていきたいです.

今回最高レートを更新した要因を考えていたのですが,
2つ思いつきました.

一つは今までやってなかった勉強法,24の対局観戦ですね.
同じレート帯というよりはR2300~2500くらいの対局です.
最初見ていたときは
「だいたい読み一致しるやんけ.僕もR2300でええやろ(傲慢)」
という感じだったのですが,見続けていくとあることに気づきます.
「あれ?なかなか自分から崩れへんし一手バッタリもほぼないな」
「なんか終盤きっちりしてるくね?」
などです.ここで自分に足りていない部分に気づき,
そこに気を付けながら指したら最高レートを更新した,という感じです.
頭が回っていないときの指したい欲も解消できるので,
対局観戦はこれからも行っていきたいですね.

もう一つは対局環境を整えることでしょうか.
これは完全にできているとは言えないのですが,
以下の記事を参考にしています.

note.com

「麻雀じゃねえか」と思ったかもしれませんが,
多分麻雀やってメンタル揺れない人は
ほぼあらゆるゲームでメンタル揺れないと思います.
麻雀というゲームはすごいイライラするのです.
無限イライラ製造機です.

この記事の方は天鳳という麻雀ゲームの殿堂入りである
天鳳位になられた方です.
この記事で,
『どうしても十段になりたい僕が実践したことは
①眠い時に打たない
②食事をしてすぐに打たない(満足感がある為)
③有線のPCでしか打たない(回線切れを防ぐ)
④有線マウスを使用する(電池切れ回避)
⑤ラスったら打たない(イライラしてるから
⑥打つ前に一度牌譜や観戦で頭を慣らす
⑦BGMなど余計な音が入らないようにする
⑧映像や動画を流さない
などがあります。
修行僧か。
という文章があり,この環境を実現しようと頑張っています.
よくアニメ見ながらやってしまう(勝負所で停止する)ので
まだまだなのですが.
ちなみに僕は天鳳六段で一生燻っています.
牌効率はだいぶ改善したのですが,押し引きとメンタルが課題です.

さて,棋譜に入っていこうと思います.
前置き長すぎますね.

今回は対ノーマル三間飛車です.
10年近くノマ三を使っていた僕としては
なんだか裏切られた気分です.裏切ったのは僕なんですが.


流石に10年近く使用してますと居飛車側の対策については
だいたい対策を打てているのですが,
対ノマ三に何を指すかはあまり決まっていません.
居飛車側の任意の対策について僕がある対策を選べるのですが,
逆だとまた勉強が必要なんですね.
つまり居飛車側をもってある対策を選べるのですが,
それに対しての三間飛車側の任意の対策について
知識を持っているわけではないのです.
具体的に言いますと僕は居飛車穴熊に対して
真部流や石田流の組み換えを指してきました.
なのでもし僕が居飛車穴熊を指して相穴熊になると
知識と経験が足りない状態で指さないといけません.
こういう理由もあり急戦にしようかな,と考えているのですが
三間飛車の従来の急戦定跡って先後の差が大きいんですよね.
戦法選択の基本的な基準が
「そこまで知識量が要求されないこと」なこともあり,
どの戦法にするか迷っています.

本譜は16歩に14歩と受けられたので46銀37桂型にしました.


以下43銀26飛54歩に35歩と仕掛けてしまいました(下図).


なぜ仕掛けてしまったのでしょうか?
流石に58金右を入れたほうが良く,はっきり損です.
心の底では三間飛車側の勝利を求めている可能性があります.

以下同歩同銀45歩で下図.


本譜は単に36歩と指してしまったのですが,33角成同飛車36歩と指したほうが
明らかに良いです.

本譜の36歩88角成同銀と比べると
飛車の位置を中途半端にさせ,壁銀を防いでいる意味があります.
ここで後手有利になっています.
本譜は36歩88角成同銀64角48金34歩で下図.


途中の64角に対して桂の守り方は複数あるのですが,
手持ちの角がないと主張点がないかと思い48金.角換わりチック.
バチバチに銀が死んでいて玉も薄いのですがここから頑張っていきます.

24歩35歩23歩成34飛24と44飛で下図.


この局面25とと引く手が頭をよぎったのですが,
46歩同歩でダメやろうと考えました.
しかし46歩には35とという手があり,
以下取り合いで良くなります(下想像図).


この局面自体が先手良しなのは理解できるのですが
(壁銀がちょい祟ってる感ありますけど),
25とを考えているときはそこまで考えられなかったです.
と思って44飛の局面での考慮時間確認したのですが,6秒でした.
もっと考えてくれ...
悪手を指したときの考慮時間を確認するのは
良い振り返り方法かもしれません.

本譜は上々図から22角46歩44角成同銀34と(下図).


対局中はこの34とを気分良く指しており,
最低でも互角だろうと思っていたのですが,
後に解析すると1000点くらい悪い.
具体的にどの手順かと思って調べると
この局面で銀を逃げず93角(84でも可)や47歩成で後手良しらしい.
この局面勝手に手抜きづらいと考えていたのですが,
次の44とがどの駒にも当たらないので手抜きやすいっぽいですね.
本譜は53銀21飛成47歩成同金36歩45桂37歩成57金で下図.

ここで後手から速い攻めがないんですね.
将棋の攻めって「早い」じゃなくて「速い」ですよね?

本譜は以下48と95歩46銀同金同角で下図.


ここでも速い攻めがないので,94歩と取り込んだんですが,
後で少し怖い思いをするはめになります.53桂成が優ります.
これも余談なんですけど将棋界って「勝る」より「優る」を使いませんか?
「優る」って常用外みたいですね.

さて,怖い手順は36角から.

いやー,詰めろ.しかも桂取られた後の56角,66桂まで見える.
まあ受けざるを得ないんで79金なんですが.当然の45角.
それに対して41飛車.

以下56角でなんとなくあましていそう.
というか46飛成で勝ち.
しかし本譜は93銀で清算してから46飛成としてしまう.

桂馬を渡していないのでそこまで危ない形ではないですが,
もっと駒を渡していれば67角成という攻めがあるので
気をつけたいところ.
ちなみにこの局面で後手の桂馬をもう1枚増やすと
後手有利になります.
以下55銀99香95歩94歩同玉86桂84玉75角85玉56龍で投了図.


取らないと77桂がありますが取っても94角があるので必至です.

最後ばーっと並べましたがこういうわかりやすく優勢な終盤を
あまり間違えなくなったのは進歩かもしれません.

お読みいただきありがとうございました.
良いノマ三対策あれば教えてください.

開始日時:2022/07/08 21:03:31
終了日時:2022/07/08 21:17:51
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
手合割:平手
先手:tatsu98(2158)
後手:
手数----指手---------消費時間--
1 2六歩(27)   ( 0:00/00:00:00)
2 3四歩(33)   ( 0:01/00:00:01)
3 2五歩(26)   ( 0:04/00:00:04)
4 3三角(22)   ( 0:03/00:00:04)
5 7六歩(77)   ( 0:02/00:00:06)
6 4四歩(43)   ( 0:01/00:00:05)
7 4八銀(39)   ( 0:02/00:00:08)
8 9四歩(93)   ( 0:03/00:00:08)
9 9六歩(97)   ( 0:01/00:00:09)
10 3二飛(82)   ( 0:01/00:00:09)
11 6八玉(59)   ( 0:04/00:00:13)
12 4二銀(31)   ( 0:01/00:00:10)
13 7八玉(68)   ( 0:01/00:00:14)
14 6二玉(51)   ( 0:01/00:00:11)
15 5六歩(57)   ( 0:01/00:00:15)
16 7二銀(71)   ( 0:01/00:00:12)
17 5七銀(48)   ( 0:06/00:00:21)
18 7一玉(62)   ( 0:02/00:00:14)
19 3六歩(37)   ( 0:11/00:00:32)
20 8二玉(71)   ( 0:05/00:00:19)
21 1六歩(17)   ( 0:07/00:00:39)
22 1四歩(13)   ( 0:04/00:00:23)
23 3七桂(29)   ( 0:05/00:00:44)
24 5二金(41)   ( 0:04/00:00:27)
25 4六銀(57)   ( 0:09/00:00:53)
26 4三銀(42)   ( 0:02/00:00:29)
27 2六飛(28)   ( 0:02/00:00:55)
28 5四歩(53)   ( 0:05/00:00:34)
29 3五歩(36)   ( 0:06/00:01:01)
30 3五歩(34)   ( 1:10/00:01:44)
31 3五銀(46)   ( 0:10/00:01:11)
32 4五歩(44)   ( 0:14/00:01:58)
33 3六歩打     ( 0:34/00:01:45)
34 8八角成(33)   ( 0:16/00:02:14)
35 8八銀(79)   ( 0:24/00:02:09)
36 6四角打     ( 0:11/00:02:25)
37 4八金(49)   ( 0:26/00:02:35)
38 3四歩打     ( 0:28/00:02:53)
39 2四歩(25)   ( 0:01/00:02:36)
40 3五歩(34)   ( 0:05/00:02:58)
41 2三歩成(24)   ( 0:01/00:02:37)
42 3四飛(32)   ( 0:01/00:02:59)
43 2四と(23)   ( 0:14/00:02:51)
44 4四飛(34)   ( 0:35/00:03:34)
45 2二角打     ( 0:06/00:02:57)
46 4六歩(45)   ( 0:05/00:03:39)
47 4四角成(22)   ( 0:02/00:02:59)
48 4四銀(43)   ( 0:24/00:04:03)
49 3四と(24)   ( 0:05/00:03:04)
50 5三銀(44)   ( 0:19/00:04:22)
51 2一飛成(26)   ( 0:03/00:03:07)
52 4七歩成(46)   ( 0:08/00:04:30)
53 4七金(48)   ( 0:01/00:03:08)
54 3六歩(35)   ( 0:01/00:04:31)
55 4五桂(37)   ( 0:08/00:03:16)
56 3七歩成(36)   ( 0:02/00:04:33)
57 5七金(47)   ( 0:03/00:03:19)
58 4八と(37)   ( 0:43/00:05:16)
59 9五歩(96)   ( 0:17/00:03:36)
60 4六銀打     ( 0:09/00:05:25)
61 4六金(57)   ( 0:11/00:03:47)
62 4六角(64)   ( 0:02/00:05:27)
63 9四歩(95)   ( 0:09/00:03:56)
64 3六角打     ( 0:21/00:05:48)
65 7九金(69)   ( 0:10/00:04:06)
66 4五角(36)   ( 0:03/00:05:51)
67 4一飛打     ( 0:11/00:04:17)
68 5六角(45)   ( 0:12/00:06:03)
69 9三銀打     ( 0:22/00:04:39)
70 9三桂(81)   ( 0:03/00:06:06)
71 9三歩成(94)   ( 0:02/00:04:41)
72 9三香(91)   ( 0:01/00:06:07)
73 9三香成(99)   ( 0:15/00:04:56)
74 9三玉(82)   ( 0:01/00:06:08)
75 4六飛成(41)   ( 0:01/00:04:57)
76 5五銀打     ( 0:27/00:06:35)
77 9九香打     ( 0:29/00:05:26)
78 9五歩打     ( 0:04/00:06:39)
79 9四歩打     ( 0:17/00:05:43)
80 9四玉(93)   ( 0:13/00:06:52)
81 8六桂打     ( 0:03/00:05:46)
82 8四玉(94)   ( 0:11/00:07:03)
83 7五角打     ( 0:26/00:06:12)
84 8五玉(84)   ( 0:02/00:07:05)
85 5六龍(46)   ( 0:03/00:06:15)
86 投了   ( 0:07/00:07:12)
まで85手で先手の勝ち